エチゼンクラゲ (Nemopilema nomurai)

くらげ辞典
海遊館/KENPEI

越前で多く収穫された食用クラゲ

エチゼンクラゲ

海遊館/KENPEI
分類動物界 > 刺胞動物門 > 鉢虫綱 > 根口クラゲ目 > ビゼンクラゲ科 > エチゼンクラゲ属 > エチゼンクラゲ
学名Nemopilema nomurai
英名
和名エチゼンクラゲ(越前海月)

分類データ:BISMaL

生息域

東シナ海から日本海にかけて

生態

動物性プランクトンを食べて生活している。魚を捕食するほどの毒性がないので、マアジの幼魚は安心して傘の下を隠れ家として使う。ほか、イボダイは隠れ家としてだけでなく、餌としても活用している。傘が破れると海底に沈み海底生物の餌になる。約1mを超える大型のクラゲ。

くらげ案内

エチゼンクラゲはビゼンクラゲの仲間で、中国では中華料理の素材として食べられている大型のクラゲ。エチゼンクラゲの越前は福井県であるが、福井県で発見されただけで広く存在している。ビゼンクラゲと比べると食感は劣るので人気は高くないが値段は安い。エチゼンクラゲに含まれる発光性タンパク質は医療でも役に立っている。

ギャラリー

リファレンス

  • 最新クラゲ図鑑110種のクラゲの不思議な生態(誠文堂新光社,2013)/p36
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